アレクサンダーテクニーク / 海津賢 (かいづけん / Ken Kaizu)

アレクサンダーテクニークや音楽や、いろいろなことを書いていきます。

随時更新@レッスンとワークショップ予定表


アレクサンダーテクニークのレッスンお申し込み、日時のご相談は下記のフォームよりお問い合わせください。

◎初回のレッスンのお申し込み・お問い合わせフォーム。
https://goo.gl/forms/ykR76ckKmZP5E0sZ2

◎2回目以降のレッスンのお申し込み・お問い合わせフォーム。
https://goo.gl/forms/ZoeaXypABOEqTIyc2


海津賢 ホームページと、
アレクサンダーテクニークの詳細はこちら
www.thesounder.net

曲 M10 “February 24, 2020”

あたらしい即興日記を掲載します。寝ている間にいつのまにかやって来て、わたしのなかにとどまっていた音です。よかったらお聴きください。

海津賢 Ken Kaizu: Music, Piano (Improvisation)
Recording date: February 24, 2020

岩田秀和 Hidekazu Iwata: Photo

©︎2020 Ken Kaizu / Hidekazu Iwata


関係ないのですが、最近は「1000年後の教育」というのを考えています。私たちは、記録するテクノロジーが進化したことで、あらゆる知識が絶え間なく蓄え続けられる時代に生きています。覚えなくてはならない知識・やり方も結構あります。読むべきだと言われる本も山のようにあります。うまく時間のやりくりをしないと、自分の感覚を味わう時間を持つことも、難しいのではないでしょうか。そういっている間にも、「知のアーカイブ」はどんどんと進んでいて、膨大な量が蓄積されています。もし私たちが1000年後の子どもで、今よりはるかに必須とされることが多かったら?たとえばクラシックを学ぶとしたら、今でさえ数百年分を学ぶのですが、1000年後は「数百年+1000年」を覚えることになります!ぎゃー。どうしたらもっと、体験からそれぞれが自分を見つけていき、感じる時間を持て、そういう時間を持つための生活をしていけるのかなあと。

曲 M10 "December 30, 2019"

12月からときどき音で日記をつけています。もしよかったらお聴き(ご覧)ください🙏

 


この即興演奏は、ある日、私の周りで起きたこと、見たことが、私の中を通って音になったという具合なので、こういう事を伝えよう、こういう感情をこめよう、という意図はないのですが、それでも聴く人によっては、ある感覚が起こることもあれば、起こらないこともあり、音というのはまこと不思議な現象なり。

 


写真はアレクサンダーテクニーク講師養成講座の同期、岩田秀和さん。彼の写真の澄んだ空気感がとても好きです。

 



関係ないのですが、最近よく考えてみている事があります。「わたし」についてです。私が私の手で、私に触れるとき、その手は「私の手」なのだろうか?という疑問からはじまっています。「私」という定義はとても複雑で、定義を保留するなら私の手は「手」にすぎないです。だから何だと言われれば、それまでですが。

3月18日からだを通して本物さにつながる勉強会 17

自分と外の世界が繋がることを、心身を使う体験を通して学ぶアレクサンダーテクニーク。
自分自身の感情とニーズ(したいこと)に気づいていくNVC(非暴力コミュニケーション Non violence communication)。

この2つの親和性について、長年NVCファシリテーターをしている親友の野々宮卯妙さんと、2年に渡ってああだこうだと実験してきました。
今回やっとみなさまとシェアしてもいいと思えたので開催します。ご好評につき次回を企画しました。残席わずかです。

私たちが学んでいることを、皆さんとシェアできる時間を楽しみにしています。 

日時:2020年3月18日 13時〜16時
料金:3900

場所:JR国立駅 徒歩5分(詳細は申し込みの際にお知らせします)
お申し込みはこちらから。
https://goo.gl/forms/eYiUyVUuNj6VLBQg2

曲 M10 "January 26, 2020"

12月からときどき日記を音でつけています。
朝、目が覚めると、いくつかの音があたまの中にいました。よくあることだから気にしないで、その日の営みをはじめました。けれども音はずっと私の中からいなくなりません。それならばと音を外に出してみたら、こんな音楽になりました。なのでこれは即興ではないかもしれません。写真は岩田さんにお願いして、曲を聴いて合いそうな写真を提供していただきました。よかったらご覧ください :)

M10 “January 26, 2020”

海津賢 Ken Kaizu: Music, Piano
Recording date: January 26, 2020

岩田秀和 Hidekazu Iwata: Photo

©︎2020 Ken Kaizu / Hidekazu Iwata

曲 M10 “December 20, 2019”

12月からときどき日記を音でつけています。
ほとんどが即興だから、はやいと5分くらいでおしまいにできるのが、めんどうくさがりの私には良いようです。創作活動というより、ある日のできごとが私の中をただ通って、そして外に出たもの、という表現がしっくりきます。それらの一つに、写真と動画をくっつけてみました。
よかったらご覧ください :)


M10 “December 20, 2019”

海津賢 Ken Kaizu : Music, Piano (Improvisation)
Recording date : December 25, 2019

Sachiko T : Photo, Film

©︎2020 Ken Kaizu / Sachiko T

ワークショップの感想

今日のアレクサンダー&NVCのワークショップも終了!山形から来て下さった方もいらっしゃいました。

アレクサンダーテクニークのレッスンをしているとよく話題になるものの一つに「感情」があります。以下長文です😅

感情はネガティブなもの、ポジティブなものと二つに大別して好悪を抱きがちですが、感じていることのほとんどのものは、分類不能です。なぜかというと、明確に測る物差しがないからです。断っておきますが、測ることができないから感情はない、と言っているのではないです。わたしたちは感情というものをいつだって抱いています。けれども、感情というのは明確な名前をつけることが難しいです。

私たちはある種の感情に例えば「悲しい」という名のラベルを貼って、共通認識として「悲しい」はこれだよね、とそういった感情を持っているつもりになりがちです。つもりと書いているのは、相手の感情と同じかどうかを確認する手立てがないからです。なんとなく、とか、ほらわかるでしょう、というのは、言うまでもなくただの希望と推測でしょう。私たちは共通の認識を持っているという幻想を持つことによって、コミュニケーションを潤滑にできている気になっています。もちろん本当に共通認識を持っている時というのもあるでしょう。言葉を尽くした結果、共通認識を持てることもあるでしょう。しかし残念なことに、共通認識を持っていない事例をあげるほうが、共通認識を持っている事例をあげるよりは簡単です。

感情に名前をつけた瞬間、グラデーションを持って感じていた、感覚のヒダがほぼ消えてゆきます。何を感じているか分からないことは現代ではよくあって、自分はこういう感情なんだ、悲しいんだ、と決めることは、問題集の解答をみたときのような安心を得ます。

私たちは多かれ少なかれ、ポジティブな時もネガティブなときも、ポジティブ/ネガティブな状態に感情を交えずに、感じていることを離れて見ることは難しいです。「怒り」や「悲しみ」だけでなく、「嬉しい」「楽しい」からも、離れてそれらを眺めることは難しいです。離れて見ようとした時に起こりやすい奇妙なことは、自分の感情を許さずに観察しようとすることがほとんどなのですが(逆に自分を見ようした時に、あまりにも自分が良いと思っていることと自分が乖離しているが故の不快さから、見ようとしないことも起こりがちですが、そのことについてはここで割愛します)、そんなときは自分をロボットのようにしてしまいます。ロボットになりながら、いますでに起きている感情を無視して、自分の問題を丹念に見つけていき、その間に感じていることは、観察すること、そして感情を反応と名付け感情を押さえ込んで、ますますロボットのようになります。そのような状況は、ほぼ軍隊もしくは警察官が、自分自身に命令を下して罰を与えているような、とても厳しく、本人の尊厳がない状態です。今いる状況、起きている出来事、習慣を持っている自分は駄目だと思うように、自分を仕向けているのだから苦しいでしょう。警察官が言うことで起こることは、恫喝を伴った洗脳の結果かもしれません。警察官に「前と上」と言われても、それは自然と起こることではなく、罰を避けるために、前と上を起こすために唱えている訳だから、前と上に自ら引っ張ってしまう事からは逃れられません。ならばよっぽど「前と上に」と唱えない方がましでしょう。

感情はどこからやって来るか分かりません。感情はすべて、外側の刺激に反応した結果、起こっていることとも言えます。意識が生み出しているものが感情だとも言えます。どちらが先かは傍に置いて話を続けます。

私たちに必要なのは、どんな感情を抱いているかはさておき、その感情があることを、まず許してあげることなのではないでしょうか。それこそ、抑制(インヒビション)ではないでしょうか。怒っていていいのです。嫌でいいのです。嬉しくていいのです。悲しくていいのです。ふてくされても、うかれてもいいのです。それらをまず許して(変わらなくてよいのです)、そして、私たちのまわり、空気の中に「水平」と「垂直」が満たされていることを思い出すこと、ここから先の話は体験していただかないとお伝えするのは難しいのですが、ただ自分がそこにいること、そしてノーマル(普通)で自然なところへ向かいます。何かの状態や変化やダイレクションを一人で作ること、起こすことは不可能です。まず自分が水平に対して、垂直に対して、空気に対して、相手に対して、そして自分に対して手を伸ばします(さしのべます)。すると外側から受け取ったものが機能した瞬間、プライマリーコントロール(わたしたちの頭と首と背中が本来持っている調整作用)が機能し、心身は内側に、外側に、前に後ろに、上に外に、もともとの大きさへと拡大してゆき、ノーマルでナチュラルなところに連れて行ってもらえます。その瞬間には、首は自由になっているところであり、頭は前に上に行っているところであり、背中は長く広くなっているところです。

以上を方向性(ダイレクション)と言います。

次回のアレクサンダー&NVCのワークショップは、9月2日(月曜日) 15時〜18時 3,900円です。まだお席が若干ございます 🙂 場所は国立駅の近くです。

お申し込みフォームはこちらです。
https://goo.gl/forms/Fm5iil0q4TMTNBbc2