アレクサンダーテクニーク / 海津賢 (かいづけん / Ken Kaizu)

アレクサンダーテクニークや音楽や、いろいろなことを書いていきます。

随時更新@レッスンとワークショップ予定表

最新のレッスンの日程や、各ワークショップの詳細、お申し込みはリンクをクリックしてご覧ください。

初回のレッスンのお申し込みフォーム。
https://goo.gl/forms/ykR76ckKmZP5E0sZ2

2回目以降のレッスンのお申し込みフォーム。
https://goo.gl/forms/ZoeaXypABOEqTIyc2


からだを通して本物さにつながるワークショップ

あきらめていた体への希望をとりもどすワークショップ


海津賢 ホームページはこちら
www.thesounder.net

からだを通して本物さにつながるワークショップ 13&14

自分と外の世界が繋がることを、心身を使う体験を通して学ぶアレクサンダーテクニーク。
自分自身の感情とニーズ(したいこと)に気づいていくNVC(非暴力コミュニケーション Non violence communication)。

この2つの親和性について、長年NVCファシリテーターをしている親友の野々宮卯妙さんと、2年に渡ってああだこうだと実験してきました。
今回やっとみなさまとシェアしてもいいと思えたので開催します。ご好評につき次回を企画しました。残席わずかです。

私たちが学んでいることを、皆さんとシェアできる時間を楽しみにしています。 

日時:2019年9月11日(水曜日)
   11時〜13時
   2019年10月5日(土曜日)
   13時〜16時
料金:3900

場所:JR国立駅 徒歩5分(詳細は申し込みの際にお知らせします)
お申し込みはこちらから。
https://goo.gl/forms/eYiUyVUuNj6VLBQg2

ワークショップの感想

今日のアレクサンダー&NVCのワークショップも終了!山形から来て下さった方もいらっしゃいました。

アレクサンダーテクニークのレッスンをしているとよく話題になるものの一つに「感情」があります。以下長文です😅

感情はネガティブなもの、ポジティブなものと二つに大別して好悪を抱きがちですが、感じていることのほとんどのものは、分類不能です。なぜかというと、明確に測る物差しがないからです。断っておきますが、測ることができないから感情はない、と言っているのではないです。わたしたちは感情というものをいつだって抱いています。けれども、感情というのは明確な名前をつけることが難しいです。

私たちはある種の感情に例えば「悲しい」という名のラベルを貼って、共通認識として「悲しい」はこれだよね、とそういった感情を持っているつもりになりがちです。つもりと書いているのは、相手の感情と同じかどうかを確認する手立てがないからです。なんとなく、とか、ほらわかるでしょう、というのは、言うまでもなくただの希望と推測でしょう。私たちは共通の認識を持っているという幻想を持つことによって、コミュニケーションを潤滑にできている気になっています。もちろん本当に共通認識を持っている時というのもあるでしょう。言葉を尽くした結果、共通認識を持てることもあるでしょう。しかし残念なことに、共通認識を持っていない事例をあげるほうが、共通認識を持っている事例をあげるよりは簡単です。

感情に名前をつけた瞬間、グラデーションを持って感じていた、感覚のヒダがほぼ消えてゆきます。何を感じているか分からないことは現代ではよくあって、自分はこういう感情なんだ、悲しいんだ、と決めることは、問題集の解答をみたときのような安心を得ます。

私たちは多かれ少なかれ、ポジティブな時もネガティブなときも、ポジティブ/ネガティブな状態に感情を交えずに、感じていることを離れて見ることは難しいです。「怒り」や「悲しみ」だけでなく、「嬉しい」「楽しい」からも、離れてそれらを眺めることは難しいです。離れて見ようとした時に起こりやすい奇妙なことは、自分の感情を許さずに観察しようとすることがほとんどなのですが(逆に自分を見ようした時に、あまりにも自分が良いと思っていることと自分が乖離しているが故の不快さから、見ようとしないことも起こりがちですが、そのことについてはここで割愛します)、そんなときは自分をロボットのようにしてしまいます。ロボットになりながら、いますでに起きている感情を無視して、自分の問題を丹念に見つけていき、その間に感じていることは、観察すること、そして感情を反応と名付け感情を押さえ込んで、ますますロボットのようになります。そのような状況は、ほぼ軍隊もしくは警察官が、自分自身に命令を下して罰を与えているような、とても厳しく、本人の尊厳がない状態です。今いる状況、起きている出来事、習慣を持っている自分は駄目だと思うように、自分を仕向けているのだから苦しいでしょう。警察官が言うことで起こることは、恫喝を伴った洗脳の結果かもしれません。警察官に「前と上」と言われても、それは自然と起こることではなく、罰を避けるために、前と上を起こすために唱えている訳だから、前と上に自ら引っ張ってしまう事からは逃れられません。ならばよっぽど「前と上に」と唱えない方がましでしょう。

感情はどこからやって来るか分かりません。感情はすべて、外側の刺激に反応した結果、起こっていることとも言えます。意識が生み出しているものが感情だとも言えます。どちらが先かは傍に置いて話を続けます。

私たちに必要なのは、どんな感情を抱いているかはさておき、その感情があることを、まず許してあげることなのではないでしょうか。それこそ、抑制(インヒビション)ではないでしょうか。怒っていていいのです。嫌でいいのです。嬉しくていいのです。悲しくていいのです。ふてくされても、うかれてもいいのです。それらをまず許して(変わらなくてよいのです)、そして、私たちのまわり、空気の中に「水平」と「垂直」が満たされていることを思い出すこと、ここから先の話は体験していただかないとお伝えするのは難しいのですが、ただ自分がそこにいること、そしてノーマル(普通)で自然なところへ向かいます。何かの状態や変化やダイレクションを一人で作ること、起こすことは不可能です。まず自分が水平に対して、垂直に対して、空気に対して、相手に対して、そして自分に対して手を伸ばします(さしのべます)。すると外側から受け取ったものが機能した瞬間、プライマリーコントロール(わたしたちの頭と首と背中が本来持っている調整作用)が機能し、心身は内側に、外側に、前に後ろに、上に外に、もともとの大きさへと拡大してゆき、ノーマルでナチュラルなところに連れて行ってもらえます。その瞬間には、首は自由になっているところであり、頭は前に上に行っているところであり、背中は長く広くなっているところです。

以上を方向性(ダイレクション)と言います。

次回のアレクサンダー&NVCのワークショップは、9月2日(月曜日) 15時〜18時 3,900円です。まだお席が若干ございます 🙂 場所は国立駅の近くです。

お申し込みフォームはこちらです。
https://goo.gl/forms/Fm5iil0q4TMTNBbc2

千年ユニコーン

お知らせが遅くなってしまいました。
東京演劇アンサンブルさんによる演劇「千年ユニコーン」、あと数日で閉幕です。

今回は7つの歌をはじめ、30曲くらいを書き下ろしました。いま私たちがまいにち遭遇している難しいことを、真っ正面から、ちょっとダークに捉えた作品です。ぜひご覧ください。

『千年ユニコーン』
沖田有/作 公家 義徳/構成・演出

池袋シアターグリーンBOX in BOX
8月21日〜25日
開演は14時と19時
(初日は19時のみ 楽は14時のみ)
22.23の14時はロープライス。
前売3800円 U30/3000円
ロープライス2500円



高校生のアンは、両親の離婚でどちらを選ぶかを迫られ、悶々とする日々。幼なじみのマルオは毎日同級生の嫌がらせを受けていた。遠くから見守ることしかできないアンにとって、「千年ユニコーン」というサイトだけが唯一の拠り所だった。ユニコーンがある日「明日世界が終わるとしたら、君はどこで誰と何をしていたい?」と問われ、そこからアンは現実なのか仮想なのか境界のわからない体験をしていく……

満員御礼🙏本日はNVCとアレクサンダーテクニークのワークショップにお越し下さり、ありがとうございます!今日もアレクサンダーさんが見つけた、「何もしない」ことで起こることってなんだろう?を体験していただきました。思わず笑みの溢れる方もいらっしゃり、嬉しい限りです。
次回は8月26日 月曜日 10時〜13時です。まだお席が若干ございます 🙂 場所は国立駅の近くです。

http://alexander-ken.hatenadiary.jp/entry/2019/06/05/190248

修了証をいただきました

昨年からイスラエルでアレクサンダーテクニークを教えていただいている、Yehuda Kupermanさんより、思いがけず修了証が送られてきました!
彼は81歳で、世界最大の教師養成コースを開いていたこともあります。いまも現役で教え続けていて、指揮者のダニエル・バレンボイムさんのアカデミーでも教えています。

彼とは四年前に東京で出会い、昨年再会しました。
私は正直なところ、彼の教えかたは亜流の特殊なやり方だと思っていました。昨年、イスラエルで彼から三週間学んでフランスに出発する日、電車のアクシデントでフランスに飛べませんでした。ユダは「すぐ飛行機のチケットを買わないで!こちらに戻ってきて再びアレクサンダーを共に共有しましょう」とあたたかい言葉をかけてくださいました。
それからの一週間で、彼がアレクサンダーの発見した「何もしない」ことで起こることを、本当に伝えるために体験させてくださっているんだと分かり、それからは楽しくて仕方がありませんでした。飛行機に乗れなかったのは神の采配か?と思わずにはいられませんでした。そして今年も四月に再会しました。

証書にはこう書いてあります。

修了証

イスラエル、アメリカ、ドイツの認定AT講師による私の監修によるトータル1か月間のハイファでのアレクサンダーテクニーク講習修了をここに証する。

加えて120時間の一対一講習も履修しました。

あなたの旅の前途を敬意を込めて祈念します。


修了証をいただいたから、これで何かを習得した!ということは全くないと自覚しています。これからも引き続き「永遠の生徒」のように学び続けていきたいです。10月に彼と再会するのが楽しみです。

最後に、最近生徒さんとの会話から考えさせられて書いた文章を記します。

***

例えば演奏であれば、正しい姿勢、正しい演奏、正しい弾き方、吹き方、歌い方、呼吸。
それを追求している時、あなたは自分自身を閉ざし、まるであなたではなく、ロボットのようになってしまってはいませんか?
でも、あなたにはほぼ問題はありません。
今までに背負ってきた数えきれないほどの方法や考え、場合によっては楽器を、ちょっと脇に置いてみませんか?
あなたがあなたでいるまま、今よりより素晴らしくなる為にはどうしたらいいか、アレクサンダーテクニークがお手伝いします。

***

皆様と学びの体験をみなさんに共有できたら嬉しいです。お問い合わせ、お申し込みをお待ちしております。

ホームページ
http://www.thesounder.net
メール
ken@thesounder.net

イスラエル紀

4月上旬よりイスラエルに来ております。昨年に続き、Yehuda Kuperman(ユダ・クーパーマン)さんについて勉強しています。


海が近くにある生活は、おだやかな心持ちになって良いものです。


快晴の地中海


下町まではえんえんと坂を下って30分くらい。そこにはアラブ人が多く住んでいて、建物も雰囲気も違います。エジプトやモロッコと似ています。休息日の朝はフリーマーケットがやっているので行きました。


*


イースターの日は、こちらでは過越祭といい、モーゼがエジプトで奴隷になっていたイスラエル人を連れて、40年かけて逃げたことを思い出そうという記念日です。19日〜28日まで記念日です。


記念日にまつわる歌で「夜でもない、昼でもない、普通の日ではない、特別な日をくれ!」という、おそらく紀元前の奴隷時代を歌ったものがあります。
先生に「一緒に演奏してムービーを作ろう!親族の集まりで歌おう!一部を日本語に訳してけんも歌って!」と提案され、やっておりました。
ほかの民族の宗教的な記念日に触れる機会をいただけて、とても光栄でした。
動画を公開できず、ちょっとざんねん。


動画のタイトル


親族の集まりは、ペサハ(過越祭)のセデルと呼ばれる晩餐会です。テーブルには、当時を象徴する食べ物が備えられたセデルのテーブルセットが供えられます。


このプレートはお供え物だから食べてはいけないのですが、あとで大皿でふるまわれました。


お供えものの一つの薄茶色の甘いペーストは、
「エジプトのピラミッドの石と石の間に挟まっているものに色が似ているから、出されるのよ」と、教えてもらい、紀元前へ一気に想いが馳せて呆然としました。


この時期の一週間はパンを食べてはいけないらしく、クラッカーのようなマッツァを主食にします。ほぼ味はありません!


晩餐会では、エジプトで奴隷だった時代(出エジプト)から、エジプトから逃げるまでの話を、かわるがわる本(みんな違う本を見ていたけれど、たぶん旧約聖書の抜粋?)を朗読したり、朗読がいつの間にか大合唱になっていたり、その合間で食事をとったり、子供たちに本の内容についてのクイズがあったり、を繰り返します。28人ほどが参加し、5時間!続きました。


*


アレクサンダーテクニークの勉強は、当初10日間の予定でしたが、先生がもっといなさいとおっしゃって下さり、帰国ぎりぎりまで勉強できることになりました。ありがたい!


帰国してからの、アレクサンダーテクニークのレッスンとワークショップは、5月10日から再開します。
日程は下記URLをご覧ください。

http://alexander-ken.hatenadiary.jp/entry/2019/04/07/103703


*


来週はちょっとだけエルサレムに行ってきます。