アレクサンダーテクニーク / 海津賢 (かいづけん / Ken Kaizu)

アレクサンダーテクニークや音楽や、いろいろなことを書いていきます。

どのようにラーメンを食べるか

先だってアレクサンダーテクニークの練習会で北鎌倉駅に行きました。駅前にある創業五十数年の中華料理屋さんは、昭和感がたっぷりでなつかしさを感じます。


このお店のカウンター前で使う椅子はとても高いです。むかしの日本人の身長に合わせて作られたのでしょうか。シンプルなラーメンは450円。懐にやさしいです。気にいって練習会の後にも、つまり1日に2回お邪魔しました。

カウンターの椅子が高いところで、つまりは口と食べものとの距離が離れているとき、どうやって食べられるでしょうか?ほんの少しだけアレクサンダーテクニークっぽく考えてみます。
いつものように食べたとしても、きっと美味しいでしょう。もしちょっと工夫して、いつもとちがう選択をとるとすれば、例えば「首が自由であることを許して、頭は前に上に行くことを許すために、背中が長くて広くあることを許すために」と考えながら、股関節から少しお辞儀をします。食べものと口の距離が近くなりますね。ここで「いただきます」と食べることもできます。まだ少し食べものと口の距離が遠いと思ったら?ふたたび「首が自由であることを許して、頭は前に上に行くことを許すために、背中が長くて広くあることを許すために」と考えながら、背中のなかや外は固めずに、胴体を押しつぶさないように少し丸くなって、「自分から食べものに向かっていく」のではなく、「食べものが自分に近づいてくる」と考えながら口に運んでみます。
さてどうなるでしょうか?
ときどきこうやって、生活のなかで実験してみるのも面白いかもしれません。


北鎌倉駅の紫陽花。