アレクサンダーテクニーク / 海津賢 (かいづけん / Ken Kaizu)

アレクサンダーテクニークや音楽や、いろいろなことを書いていきます。

《2018年11月&12月レッスンご案内》

11月と12月のアレクサンダーテクニークのレッスン営業日です。ご希望の時間が空いているか、ken@thesounder.net までメールにてお問い合わせください。


11月28日 水曜日〜12月2日 日曜日 予約終了

12月3日 月曜日 9:30〜12:30 アレクサンダーテクニーク・音楽ワークショップ 予約終了

12月4日 火曜日〜12月7日 金曜日 予約終了

12月8日 土曜日 17:00〜20:00(日時を変更しました) 「【キャンセル待ち】からだを通して本物さにつながるワークショップ(非暴力コミュニケーション=NVCとアレクサンダーテクニークのコラボ)」 予約終了

12月9日 日曜日〜12月19日 水曜日 予約終了

12月20日 木曜日 18:30〜20:30 「あきらめていた体への希望をとりもどすワークショップ」 予約終了

12月21日〜12月31日 月曜日 予約終了


料金:
1レッスン 45分 5,000円
(初回のみ60分 6,000円)
(2日前までのキャンセルはレッスン料の50%を、当日キャンセルは100%を頂戴します)

レッスン室:
渋谷駅より21分 東急田園都市線 梶が谷駅 徒歩13分

出張レッスンも別途交通費+出張費で受け付けています

上記以外の時間でも承れる事がございますので、ご相談下さい


初回のレッスンは、こちらからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/ykR76ckKmZP5E0sZ2

2回目以降のレッスンは、こちらからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/ZoeaXypABOEqTIyc2

分かりやすさ

ロシア上空の景色は飽きない。

2ヶ月の勉強を終えて帰国した。

自分の学びたい事と、学びたい姿勢はマーシャルアーツ(武道)と似ているんだなと再認識。イスラエルで教わった先生が学生のころ、学校でみんなで読んでいた唯一の本がヘリゲル著「弓と禅」だったと聞く。再読のため新訳(魚住孝至訳)をkindleで購入。旧訳との大きな違いは、弓道の歴史的背景の説明などなど。


弓道というのはご存知の方もいると思うが、「的を射ろうとしない」精神を、心身を使った体験を通して修めていく。
新訳で分かったことは、大正時代に「いやいや、的に当ててなんぼでしょう」という人々が登場し、あっという間に弓道会の会長にまでなったこと。
いつの時代も起こることは変わらない。How to(やり方)、変わる事を謳うもの(ああ耳がいたい)、分かりやすく改変されたもの、派手なもの(ドラマチックなもの)は好まれやすい。もちろん、好まない人もいる。
最近は「目で見て覚えろは非合理的だ、はじめから教えてくれた方が早い」という論調を目にすることがある。ヘリゲルも呼吸について師匠がすぐに教えてくれなかったことへ疑問を抱いた。同僚の小町田氏はこう答える。


「もし師が呼吸の訓練から稽古を始めたならば 、あなたは決定的なことを得たのが呼吸法のお蔭であることを納得できなかったでしょう 。あなたは 、最初にあなた自身の試みによって難破しなければならなかったのです 。師があなたに投げる救命浮輪を摑む準備が出来る前に 」


じゃあ自分は何ができるんだろう?と考えると、練習だ、作曲だ、レッスンだ、実生活だと分けずに、等しく向き合い続けることなんだなあと思った。その先に何があるか、50年以上教えながら実践し続けている先生の背中が、見せてくださった。私は気長に楽しめるといいな。

ロンドン

「けんはホロコーストを知っているか?」

ロンドンで5週間のアレクサンダーテクニーク研修を終えて、いまはイスラエルで研修中だ。ロンドンではDorothea Magonet先生のレッスン、Peter & Ellie Ribeaux先生の研究生クラス、そして思うところがあってIlana Machover先生の学校に学生として通った。友人になった先生と練習会をしたり、イギリスに住んでいる日本の先生たちとお会いした。


Ilana先生は84歳の先生だ。生きたアレクサンダーテクニークという様相だ。もしかしたらロンドンにある学校では、いま一番古い歴史を持っているかもしれない。妊娠、出産、育児についてのアレクサンダーテクニークの本を書かれているので、ご存知の方もいらっしゃることだろう。

6月に3週間この学校に通ったとき、またここで学びたいと思い、今回は5週間お世話になった。ロンドンの学校の1学期は2期に分かれていて、5週間やって、間に休みがあり、また5週間ある。私は前半の5週間を通った。もっと通いたかったけれど、ビザの問題で難しかった。Ilana先生や学生、この学校で知り合った多くの先生に、来年またお世話になりますと言い、別れた。



Ilana先生はたびたび「けんはホロコーストを知っているか?」と聞いてきた。私は知っていると答えた。それ以上なんと言えればいいか分からなかった。先生は私の答えを聞くと、それならいい、といつもおっしゃった。ある日、彼女のインタビューが載っている本を見つけて読んだ。そこには、周りの多くの人をホロコーストで亡くした体験が書かれていた。私はこのようなバックグラウンドを持つ人とお会いしたのは、はじめてだった。


昨日になって、その学校を閉校したとの知らせをIlana先生から受け取った。ご高齢だしいつかはと覚悟していたが、その日がやってきた。大きな喪失感。短い間とはいえ本当に良くしていただいたし、楽しみながら真剣に学び続ける事をご本人の在り方から学べたことはとても大きかった。とてもとても愛情深く、根気強く教えて下さった。この経験は宝物だ。

【キャンセル待ち】からだを通して本物さにつながるワークショップ

◎お陰様で定員に達したので、これからのお申し込みはキャンセル待ちとさせていただきます。よろしくお願いします。
【日程変更】12月8日(土)17:00〜20:00国立市内にて(時間と場所が変更となりました) 、NVC(非暴力コミュニケーション)のファシリテーター野々宮 卯妙 (Utae Nonomiya)さんと、アレクサンダーテクニーク講師の海津賢のコラボワークショップ「からだを通して本物さにつながる」を企画しました。
興味のある方はお時間空けておいていただけるとうれしいです。
 
見つけたと思ったその気持ちは、ニーズは、本当に感じているものなのか?
自分が自分に対してつくウソがいちばん巧妙。それを見抜きたい、本物さと向き合いたいと願う方に向けた試みです。
 
料金:3.900円
場所:国立または他所(詳細は申し込み後にお送りします)

お申し込みはこちらから。
https://goo.gl/forms/C6GjtKMeBpT9J9Ur2

動きから生まれるもの

巨大な半紙は圧巻!指先に墨をつけてからだを動かしていくと、こんなに個性的なものが描かれました!

このたびは、おとなワークショップ「アレクサンダーテクニークやってみよう!~手で墨を描く~」にお越し下さりありがとうございました。
満員御礼、16名の方が参加されました。
キャンセル待ちの方は申し訳ございませんでした、また企画いたしますのでお待ち下さい!

絵を描こうとすると「こんな絵を描こう」とか、「描くのは苦手だな」とか、自分の絵に対する考え、信念があらわれて、前のめりになったり萎縮することがあります。今回は描こうとはせずに、ただからだを動かして、半紙に動きの軌跡を残していくという、シンプルな実験をしました。いろんなムーブメントを体験した皆さんは、ぐるっと貼られた半紙の前で、それぞれ思い思いの動きをしていました。帰るときの皆さんの笑顔が嬉しかったです👍

アレクサンダーテクニークのワークショップ、楽しいです😊

ワークショップ、レッスンの日程はこちらをご覧下さい。
http://alexander-ken.hatenadiary.jp/entry/2031/10/07/084652

《2018年9月レッスンご案内》

9月のアレクサンダーテクニークのレッスン営業日です。ご希望の時間が空いているか、ken@thesounder.netまでメールにてお問い合わせください。

9月23日から海外研修のため不在となります。ご迷惑をおかけ致します。11月29日木曜日よりレッスンを再開します。ご連絡お待ちしております。

9月1日 土曜日〜9月13日 木曜日 予約終了

9月13日 木曜日 18時45分〜20時45分「あきらめていた体への希望をとりもどすワークショップ」
alexander-ken.hatenadiary.jp

9月14日 金曜日〜9月15日 土曜日 予約終了

9月15日12月8日 土曜日に変更となりました 13時30分〜16時30分 「からだを通して本物さにつながるワークショップ」
alexander-ken.hatenadiary.jp

9月16日 日曜日 9:45〜11:45「あきらめていた体への希望をとりもどすワークショップ」
alexander-ken.hatenadiary.jp

9月17日 月曜日・祝日〜9月22日 土曜日 予約終了


料金:
1レッスン 45分 5,000円
(初回のみ60分 6,000円)
(2日前までのキャンセルはレッスン料の50%を、当日キャンセルは100%を頂戴します)

レッスン室:
渋谷駅より21分 東急田園都市線 梶が谷駅 徒歩13分

出張レッスンも別途交通費+出張費で受け付けています

上記以外の時間でも承れる事がございますので、ご相談下さい


初回のレッスンは、こちらからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/ykR76ckKmZP5E0sZ2

2回目以降のレッスンは、こちらからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/ZoeaXypABOEqTIyc2

「わたし」の使いかた

フランスの真ん中あたりにある、ベジエ村に逗留している。暑いから教会まで散歩した。建物の中は冷んやりとして気持ちいい。


クロアチアの公演について「ダンサーがトランスしていると気持ちよく見える」とか、「音楽がとてもよく感情を表現できていて、聴いているとトランス状態になる」と、よく感想をいただく。

トランスとは恍惚の事であり、我を忘れることである。我を忘れる状態には、ふた通りあるかもしれない。

①瞬間瞬間に必要なことを淡々とこなし、今している事が正しいかとか、どう感じているかがどうでもいい状態と、

感じに取り込まれて恍惚として、自分も周りも見えなくなっている状態、だ。


①を目指しているのだが、なかなかに難しい。

例えばダンスの話。身体がうまく使えている人は、感じに取り込まれて恍惚としても、身体は自動的にうまいこと動き続けているから、あんまり困った事にならないかもしれない。そういう人が指導者になったとき、悲劇が起こる。身体をどう使っているかは客観的に分かっていないのに言語化するもんだから、見当違いな指示(例えば口角を上げるとか、お腹を膨らますだとか、胸を上げるだとか)を生徒に出しやすい。ここで身体の使い方の間違いが生まれる。もともと身体がわりと使えている生徒は稀にできて、体力の有り余る生徒は力ずくでやれて、他の多くの身体がうまく使えていない生徒は迷走する。
その上、感情を表現したりトランスする事を求められ、指導者と弟子たちは、まるで宗教のような恍惚の集団を作るのだった。


50年以上、手でものづくりをしている人が言った。

「作っている時は淡々としていて、トランス状態にはならない。終わった時もやった!という達成感がない。ただ、おわった、だ。トランス状態になって気持ちよくなっているダンサーや音楽家が羨ましい」

私はその方の物作りに向かわれている状態を羨ましく、かっこいいなと思った。